【活動報告1月&2月】

むさしのスマイルは平成25年1月〜3月に、福島県「地域の寺子屋助成金」を受け
活動しています。

2つのつどいを終え、これからやりたいことが見えてきました。

【1月28日 つながるトートWS in緑町シルバーピア】
武蔵野市緑町にある都営住宅には、80世帯余りの避難者の方々が
住まわれているそうです。

これまで、むさしのスマイルは「避難ママと地元ママがつながる」ことを目的に
ママ世代同士でつどいを行ってきましたが、

今回は同じ助成金を受けているママプラグさんのお誘いもあり、
世代問わず、シニアからこどもまで一緒にトートバッグの色塗りをすることに
なりました。(完成品は参加者により、ご家族や知人など福島に残っている
愛する方々にプレゼントされます。)

参加者:避難されている方12名(こども含む)、むさしのスマイルスタッフ2名、
武蔵野社協ボランティア1名、視察者2名、他ママプラグスタッフ5名
託児協力:ひまわりママ(3歳以下の託児)

武蔵野市では、社協をはじめ、いろいろな団体が支援活動やイベント、集まりを
行っていますが、「今回初めて交流の場に来た」とおっしゃる方が2名いらっしゃいました。

また、同じ棟に住んでいるにもかかわらず、初めて顔を合わせたという声も。

そして、遠慮がちに震災のこと、津波のこと、原発のこと、今の暮らしのことを
聞くボランティア&スタッフに、「聞いてもらいたい、話したいんだよ」と答える方。

実は、この都営団地にはたくさんの避難者がおられるにも関わらず、
常設の「お茶飲み場」がありませんでした。

むさしのスマイルに参加されているママで、他の避難先を経ていらした方より、
いつ行ってもいいお茶飲み場があった、ここでも欲しいと聞いていました。

今回のつどいをしてみて、「よし、やろう!やっぱりお茶飲み場が必要だ!」と
感じました。

それは、イベントや集まりのために特別に決められた場所につどうのではなく、
生活の場にあり、自然に足が向かう場所でありたい。
特別なプログラムを用意するのでなく、それは他団体にお任せするとして、
ゆっくりお茶を飲んで気の向くまま過ごせる場所でありたい。

そんなことを思い描くようになりました。
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【2月25日お料理教室inカフェふたつの木】
この日はむさしのスマイルお得意の、ママ同士の交流を目的に行いました。
カフェオーナーで講師をお願いした林愛さんも、2歳の男の子のママです。

参加者:避難されている方15名(こども含む)、むさしのスマイルスタッフ4名、
武蔵野社協ボランティア1名、視察者2名、
託児協力:ひまわりママ(3歳以下の託児)
おもちゃのプレゼント:吉祥寺おもちゃ図書館さま

4歳以上のお子さんはママと一緒にお料理教室に。
小さい子たちは近くの教会をお借りして、託児をお願いしました。

お兄ちゃん、お姉ちゃんにとっては、1時間半ほどですが、
「ママを独り占め。」ずーっと抱っこをしてもらえましたね。

メニューは「野菜たっぷり、元気の出る和食ごはん」
動物性たんぱくは使用せず、野菜をメインにシンプルな料理法で
いただきました。
1日分の栄養をしっかり摂ったわ!と大満足。
帰宅後、さっそく我が家で作ってFBにアップされる参加者もいらっしゃいました。

こどもたちに健やかに育ってほしい。当たり前のママたちの願いです。
食事のことは、本当に大切です。
おいしいランチと、おしゃべりであっという間の3時間でした。。。

これからのむさしのスマイルは、
特別でない、当たり前のこと、でも、見落とされたり、気づいてないことを
見つけて、担っていけたらよいな、と思います。

それは、むさしのスマイルだけで実現できることなのか、
わかりません。
この2つのつどいのように、いろいろな方々とのご縁の中で
築いていけるものだろう、と思っています。