平成30年4月18日(水)武蔵野市役所にて
武蔵野市の松下玲子市長を訪問しました。
「市報むさしの3月1日号」に市長が
”脱原発、緑あふれる街武蔵野”との文章を掲載され、
東日本大震災の避難者への言及と、脱原発に向けての
決意を示されたことを受けてのものです。
避難者10名が市長と懇談し、
避難先が武蔵野市だったのは避難中の幸いだったこと、
あたたかく受け入れてくれた市、市民のみなさんに感謝していることを
伝えました。
避難指示が解除された地域からの避難者からは、
平成30年度末(平成31年3月)以降の住宅支援が不明で
不安であり、住み慣れた武蔵野市で暮らし続けたいこと、
すでに住宅支援が終了し、武蔵野市の都営住宅等で暮らす
区域外避難者からは、暮らしが安定して、高齢者施設でボランティアとして
活動していること、給食食材の放射能検査など、子どもの
健康への取り組みを継続してほしいこと、他地域から転入してきて
武蔵野市の環境にふれ、人間らしい生活を取り戻せたこと、などを
お話ししました。
国や避難元県の支援策が、ひとりひとりの復興や自立へのあゆみと
必ずしも一致せず、7年間不安の只中にいること、
これからさらに支援の先細りや終了を迎える中で、
今後も避難生活での困りごとを気後れせず相談できる市であってほしいと
願いました。
一人ひとりの話に耳を傾け、共感してくださった市長に、
これからも期待を寄せています。