むさしのスマイル「かたりべ」活動のご案内

むさしのスマイル 「かたりべ」活動を始めます

平成29年4月

東日本大震災から丸6年が経過し、7年目の避難生活がスタートしています。

被災経験、特に原発事故による避難と、それからの暮らしや想いについて当事者が現実として語り続けていくことが、「原発事故は終息した、復興した」「原発事故はなかった」という風向きをもう一度考えてみる方法ではないでしょうか。

「話す」ことは「放す」こととも言われます。消えることのない、むしろ積もっていく思いを話し、その場で共感してくれる方がいることで、当事者の心の安定や力につながることもあります。

むさしのスマイルでは、「話したい、聞いてほしい」と、「聴きたい」方をつなげ、共感の輪を広げることで、多くの方に原発事故の実状を伝えていきます。

 

 

【お話をするにあたって】

・日時や場所により、交通費実費、語り部に託児が必要な場合の託児費のご負担をお願いする場合があります。

・数人での車座でのお話会や、講演会形式など、集まりの目的に合わせてお話しします。「かたりべ」だけでなく、社会的な現状を解説する支援者も同席することが可能です。

 

【これまで語ってきた場所(2016年度)】

東京都、神奈川県を中心に、避難先の学校や公民館、市民講座

AAR Japan 難民を助ける会、など

 

【お問い合わせ、ご相談は】

事務局 松尾まで

070-6551-0315

musashino.smile@gmail.com

講演会と相談会「放射能と健康被害」2月18日(土)阿佐ヶ谷にて

★避難している皆さんへ★

福島原発事故から、まもなく6年。福島県は約7割が山林ですが、除染が不可能なため放射能
被ばくへの不安は続いています。アンケートでも県民の子育て世代の9割以上が「健康不安」
を問題に上げています。福島の小児甲状腺がんの現状をどう見るか、低線量被曝は健康への影響はないものか…福島の子どもたちの診察や甲状腺検査、健康相談などを続けてこられた内科医の先生を囲んで、お話しをうかがいます。質問や疑問、エコー検査結果の評価など、相談の時間もあります。どうぞお気軽にご参加ください。
※託児はありませんが、お子さんとご一緒にお越しいただけます。

2017年2月18日(土)13時~15時半

杉並区 産業商工会館
●JR中央線 阿佐ヶ谷駅南口徒歩5分
(黄色い車両の各駅停車をご利用ください)
●東京メトロ丸ノ内線 南阿佐ケ谷駅徒歩3分

お話 : 牛山元美さん 内科医師。神奈川県で福島や関東の子どもたちの診察や甲状腺検査、健康相談などにたずさわる。さがみ生協病院内科部長。

主催・お問合せ
むさしのスマイル事務局( 担当:やまね)
Tel. 070-5547-0315(午後1時~8時)
E-mail: musashino.smile@gmail.com
チラシはこちらから170218講演会c

 

【活動予定 29年1月のよらんしょサロン】

新しい年となりました。武蔵野では梅が咲き始め、
なんと菜の花が黄色の花をつけているところもあります。

1月のよらんしょサロンのお知らせです。ご都合の良い時間に
お立ち寄りください。

日時 平成29年1月26日(木) 13時~16時

場所 武蔵野市緑町都営第3アパート第二集会室(武蔵野市緑町)

参加費 無料。お茶やコーヒーを用意してお待ちしています!

当日の連絡先 070-6551-0315(松尾)

※武蔵野市以外から参加される方はあらかじめご連絡ください。

※雪などで、中止する場合があります。お出かけの際には、ご確認ください。

会場地図の入ったチラシは以下でご確認ください

よらんしょサロン29年1月

【活動報告】避難者コミュニティ活動・現地交流会を実施しています

むさしのスマイルでは、避難している方と避難生活を経て避難元に帰還された方、福島県在住者との交流会を実施しています。

夏には東京にお招きし、秋には福島県浜通り・中通りに出向き、様々な出会いがありました。

また、現地の方々同士をつなぐ機会ともなっています。
現在、福島県内で生活されている方の声を少しご紹介します。

・皆に会えてホットした。
普段から放射能の事を気にしてるけど声に出して話さないから、
声に出して聞いてもらう、気兼ねなく分かってもらえる人と
話す事って大事だなって思った
本当に少しの時間だったけどホッと出来てよっかった。
こんな機会創ってくれてありがとう

・福島に住むことを決めた以上、周りの放射線なり土壌汚染なりやることをやらないと、
どんどん被ばくさせてしまうことになる。なるべく保養に出したい。
長期休みは、あちこちつないで保養に出ます。だから、各地でかかった診察券を持っています。でも来年は経済的に無理になるので、子どもだけで行かせることになりそう。
東電にその費用を請求したいが、弁護士から保養はダメだと言われた。
可能性があるという弁護士もいるので、領収書類とかは残している。それも悔しくて。

・避難先から福島に戻って最も気にかけたのは放射能被ばく。
食事や吸い込みによる内部被ばく、放射能の高い環境での外部被ばくに気を付け、
まず、子どもの生活環境の放射線量を測定することから始めた。
通学路の側溝で毎時0・8マイクロシーべルトの箇所、校門は1マイクロもあった。
除染をやってくれと市の除染課に頼んだが、土を持っていく場所がないと断られた。
学校側に「放射能が高い所を子どもに歩かせるのはどうか」と投げかけると、
校長から「一瞬通るだけだから問題はない」と返答された。
一瞬といっても、大量の放射線が身体を抜けるところをわざわざ通させることはないのではと思ったが何も言えなくなってしまった。

・「高いねえ」というお母さんはいた。でもそこから先へ、柵や表示をしてもらうというところまではいかない。
当たり前のことを言っても、それが当たり前として受け止められないから苦しい。
子どもたちが遊びに行くところで高いところもあるので「やめなさい」とは言うけど、
友だちが行くからってことになる。ストレスが溜まる一方です。

・私は何も悪いことをしたわけではない。ただ、自分の子どもを守りたい一心です。
お母さんたちの話を聞くと、実は出たくても出られないんだという声も聞きます。
避難者がうらやましいという人も。そこで、思っていても実践しなければ
どうにもならないと考えたら、誰かが声を出さなければ始まらないと考えるようになった。

【活動予定】平成28年12月のよらんしょサロン

師走に入り、気忙しい日々となりそうですね。

12月のよらんしょサロンは8日木曜日にオープンします。

皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

ご都合のよい時間にお立ち寄りください。

日時 平成28年12月8日(木) 14時~16時半

(いつもと時間が変わっていますご留意ください)
場所 武蔵野市緑町都営第3アパート第二集会室(武蔵野市緑町)

参加費 無料。お茶やコーヒーを用意してお待ちしています!
当日の連絡先 070-6551-0315(松尾)

※荒天などで、中止する場合があります。お出かけの際には、ご確認ください。

会場地図の入ったチラシは以下でご確認ください

平成28年12月よらんしょサロン