【2013年の活動報告】

早いもので、平成25年も残りわずかとなりました。
むさしのスマイルは、平成25年度福島県地域の寺子屋設置支援事業の助成を受け、
「よらんしょサロン」と「11日のお話会」を定期開催し、また11月には広域交流会を主催しました。

来年には震災から3年を迎えますが、3年たってやっと、避難者同士、また避難者と地域の方、
各団体の支援者とのつながりが目に見えて来たと感じています。
むさしのスマイルの活動にご理解、ご協力いただいた皆様方に心より感謝申し上げます。

■お茶飲み場「よらんしょサロン」
第1〜5回:6月17日(月)、7月1日(月)、22日(月)、8月5日(月)、19日(月)
第6〜9回:9月2日(月)24日(火)10月7日(月)21日(月)
第10回〜12回:11月11日(月)、11月25日(月)、12月9日(月)
武蔵野市緑町2-6都営第3アパート9号棟1階シルバーピア団らん室にて10時〜14時にオープン

サロンは、むさしのスマイルに加え、武蔵野市民社協職員とボランティアセンターの方、
SNSから応募された方、地元のママ・パパ友達の協力のもとに運営されました。
いずれの協力者の方も、その日の雰囲気に合わせて柔軟に対応してくださり、
気軽に、何度でも足を運べるようなサロン作りに大きな力となりました。

12回のサロンに参加された避難者は幼児からお年寄りまでのべ106人、
15世帯の方とつながりができたことになります。
(武蔵野市内には平成25年11月現在およそ150人、80世帯ほどの避難者が暮らしています。)
お茶や持ち寄りの茶菓子、お惣菜を囲みながらおしゃべりや情報交換で過ごすことを主としていますが、
地域のボランティア講師によるアロマグッズ作成、絵手紙体験や、故郷のレシピによるおはぎづくりをしたり、
12月9日には避難の方によるギター演奏とお手製のお雑煮でクリスマス&忘年会のようなひとときもありました。
また、カフェ店主によるコーヒー提供やマッサージのボランティアは毎回好評でした。

武蔵野市民社協からのご紹介により、近隣の東久留米市、西東京市の社協を通じて
当地域の避難者の方々との輪も広がり、サロンに来場されることもありました。
6月からの半年間のサロン運営の成果と反省点を見直し、来年に生かしていけるように考えています。

■広域交流会の開催(11月3日 日曜日、祝日)→【活動報告】11月3日の記事をご参照ください「集まろう!話そう!避難者&支援者atむさしの
震災・原発事故による避難暮らしのこれまでとこれから」(武蔵野プレイス)

■11日のお話会:5月11日、6月11日、7月11日、9月11日、11月12日の5回開催。
(阿佐ヶ谷のおやこカフェ「ほっくる」、吉祥寺のテンミリオンハウス「月見路」にて)
震災・原発事故を風化させないよう、定期開催した避難ママと地元ママとのお話会。
被災地、東京、避難先でのそれぞれの経験や思いを「伝える・聞く・話す」ことを目的に、
ママ・パパが集い、災害や放射能の影響のことにとどまらず、
子育てについての多様なテーマに、泣いたり笑ったりのお話会を重ねました。
11月12日には戦中・戦後に子育てをされていた方を講師に迎え、
当時の母・妻としてのご苦労や社会状況について伺う貴重な機会を得るなど、広がりが生まれています。

■むさしのスマイルの活動をお話ししました。
・小金井市社会福祉協議会「地域の居場所づくり講座(9月25日)」
・広域避難者支援連絡会in東京「第3回広域避難者支援ミーティングin東京」(11月18日)

以上

お問い合わせは、事務局 松尾 まで 090-2213-1873
musashino.smile@gmail.com

【活動報告】12月のよらんしょサロン

12月9日(月)10時〜14時は
今年最後のよらんしょサロンでした。

会場のシルバーピア管理人さんが素敵なクリスマスツリーを飾ってくださり、
たくさんの来場者でとてもにぎやか。

避難の方:大人11人、子ども2人
地域の方:大人3人、子ども2人
スタッフ:大人3人、子ども1人
見学の大学生2名
合計24名の満員状態!!
子どもたちは月齢が近く、おおはしゃぎで遊びます。

持ち寄りのお茶菓子に加え
手作りの焼き餅、お団子、おにぎり、ケーキ。
なんと、お雑煮まで登場。
心も体もぽっかぽか。
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参加者さんによるギターのミニコンサートと
ボランティアさんによるマッサージも行われ

少し早い1年の「癒し」を満喫しました。

2014年よらんしょサロンは
1月20日(月)がスタートです。

【活動報告】11月分お話会

11月12日(火)10時半〜12時 
武蔵野市 テンミリオンハウス月見路にて
むさしのスマイルお話会 「戦時の子育てについて聞きたい」を行いました。
参加者:大人6名、子ども3名

「11日のお話会」として阿佐ヶ谷の親子カフェ、ほっくるにて
会を重ねてきましたが、
9月のお話会で、「原発事故後、私たちはたくさんの不安の中で子育てをしているけれど
戦争中、戦後の子育てはもっと大変だったのではないか、
その中から生きる知恵をもらえるのではないか」
という意見が出ました。

むさしのスマイルでは、避難の方同士はもちろん、地域の方とのつながりを
大切に育んでいます。

今回は、地域のお年寄りのデイサービスで詩吟の講師をしていらっしゃる
大正13年生まれのご婦人をゲストに迎え、大変貴重なお話を伺うことができました。

具体的には、
◇ご主人を戦地に送り出したこと
◇戦後に男児を2人育てた様子
◇薬や医療設備がない中での病気への対処
◇栄養について

などを、雑談やユーモアを交えてお話しくださり、あっという間の1時間半でした。
また、ご自身が宮城県のご出身であり、被災地への思いもお話しされました。
伺いきれなかった話題もあり、もう一度機会を持ってくださるとのことです。

以下、寄せられたお話会の感想(抜粋)です

●お話を聞いて、母の背中を見て子は育つということがわかりました。

●戦時中、物資も乏しく厳しい環境の中で子育てをされ、ご立派に息子さん方を育てあげた先生。
笑顔が素敵な方で、そして大らかで、芯の強い女性だと感じました。
お話を聞いて、ただただ尊敬の念を抱くばかりでした。

●戦争はもうあってはならない、というお言葉がすごく心に残りました。
どうかこの先も戦争が起こらず、平和に暮らせますように。
自分の考え方が変わるような、本当に貴重なお話をありがとうございました。

11日のお話会は冬の間はお休みいたします。

2014年の3月で、震災から3年を迎えます。

お話会でつながりを持てたみなさんと3年の節目を
ともに迎えられるよう、準備しております。

どうぞお大事にお過ごしください。

【12月の活動予定】よらんしょサロン

今年最後のよらんしょサロンは

12月9日(月)10時〜14時にオープンします。

武蔵野市緑町2−6都営第3アパート9号棟1階
シルバーピア団らん室にて

Cafe黒丸屋さんのコーヒーと
参加者さんのギター弾き語りで

ちょっと早いクリスマス会&忘年会になるかも!?

時間内出入り自由です。
どうぞお気軽に、お誘いあわせの上お越しくださいね。

来年2014年よらんしょサロンは
1月20日(月)にオープンします

【活動報告】11月のよらんしょサロン

11月11日のよらんしょサロン

11月3日の広域交流会が無事終わり、むさしのスマイルはほっと一息。
振り返ると、6月のサロンオープンから視察や取材などで
気忙しかったサロン環境の時もあり、

11月〜12月のよらんしょサロンは初心に帰り
ゆっくりゆったりお茶を飲める場所であることを心がけています。

11日のサロンはちょうど10回目。
避難の方大人6名、子ども4名、スタッフ1名の11名で過ごしました。

今回は以前よりサロンに参加されているご夫婦がお誘いで、
おひとりで避難されている高齢のご主人が初めて参加され、
一時帰宅の様子から日々の暮らしのことをお話しくださいました。

このご夫婦は、他の避難者の方々のことをとても気にかけて
いらっしゃり、故郷の隣人を思うようなお心づかいに、
頭が下がるばかりです。

おひとり住まいの方でもサロンにいらっしゃることで
状況がわかり、複数の目で見守ることができるように
なればいいな、と改めて思いました。

11月25日のよらんしょサロン

25日のサロンは
避難の方大人3名、子ども2名
スタッフ2名に加え、
リンパマッサージの方が1名、ボランティアでお見えになりました。

ひとつの話題をじっくり語れるような、リラックスした
ひと時になりました。

また吉祥寺のアースマンシップ自然環境教育センターの方が2名
活動のご紹介と冬キャンプのお誘いにいらっしゃいました。

→キャンプの詳細は以下、FBへの登録がなくても閲覧できます。
https://www.facebook.com/earthmanship

ぐるぐると、「つながる、ひろがる」が実感できた11月のサロンでした。